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2021年4月の住宅ローン金利まとめ

  • 最終更新日: 2023年1月31日

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モゲチェック
2021年4月の住宅ローン金利まとめのアイキャッチ

2021年4月の住宅ローン金利の情報をお知らせします。メガバンクが金利引下げや金利タイプの変更を行うなど、ネット銀行に対抗する動きが出ました。オンライン上での住宅ローン利用者の獲得を目指して、金融機関各社の競争が激化しており、今後とも住宅ローン金利は変動金利を中心に低位安定して推移すると予想します。金融機関間の金利差が無くなるなか、団体信用生命保険(以下、団信)のメリットを考えて住宅ローンを選ぶことがますます重要になっています。

 

あわせて読みたい

アフターコロナの住宅ローン金利予想〜固定金利が上昇含みとなるワケ〜【2021年3月アップデート】

目次
  • 1. 今月の住宅ローン金利
    • 変動(ネット系)
    • 変動(メガ)
    • 変動(地銀)
    • 10年固定(メガ)
    • フラット35
  • 2. オススメの住宅ローン
    • 新規借り入れ
    • 借り換え
  • 3. オススメの金利タイプ
    • 物価水準
    • 長期金利の動き
    • 変動金利の将来予測
  • 4. オススメの団信
    • 金利を重視する方向け
    • がんのリスクを重視する方向け
    • 充実した団信を利用したい方向け
  • 5. その他住宅ローン情報

今月の各金利タイプ・金融機関セクター別の住宅ローン金利の動きは下記の通りです。住宅ローンをオンラインで選ぶ人が増えてきたため、メガバンクのオンライン競争への参入の動きが目立ちます。変動金利型ではみずほ銀行が金利を0.1%下げ、0.375%という驚異的な金利となりました。また、三菱UFJ銀行はネット専用ローンと店頭ローンの金利差がなくなると共に、10年固定の全期間金利引下げ型が廃止されました。

 

変動(ネット系)

金融機関

ローン名

2021年3月

2021年4月

ソニー銀行

変動セレクト住宅ローン

年0.457%

年0.457%

-

楽天銀行

住宅ローン(固定特約付き)

年0.537%

年0.537%

-

住信SBIネット銀行

ネット専用全疾病保障住宅ローン

(通期引下げプラン)

年0.440%

年0.440%

-

auじぶん銀行

住宅ローン(変動金利/全期間引下げプラン)

年0.410%

年0.410%

-

イオン銀行

住宅ローン金利プラン(定率型)

年0.520%

年0.520%

-

ジャパンネット銀行

住宅ローン(全期間引下型)

年0.380%

年0.380%

-

平均

-

年0.457%

年0.457%

-

 

変動(メガ)

金融機関

ローン名

2021年3月

2021年4月

みずほ銀行

住宅ローン(全期間重視プラン)

年0.475%

年0.375%

-0.100%

三菱UFJ銀行

住宅ローン

(全期間で金利引き下げ~ずーっとうれしい金利コース)

年0.475%

年0.475%

-

三井住友銀行

住宅ローン

(最後までずーっと金利引き下げ)

年0.475%

年0.475%

-

平均

-

年0.475%

年0.442%

-0.033%

 

変動(地銀)

金融機関

ローン名

2021年3月

2021年4月

北海道銀行

道銀住宅ローン 変動金利バリュープラン

年1.175%

年1.175%

-

七十七銀行

77住宅ローン

年0.875%

年0.875%

-

常陽銀行

常陽住宅ローン ずっとうれしい金利引下げ

(全期間重視プラン)

年0.625%

年0.625%

-

千葉銀行

全期間割引プラン

年0.625%

年0.605%

-0.020%

横浜銀行

全期間安心プラン

年0.440%

年0.440%

-

八十二銀行

変動金利型

年0.925%

年0.925%

-

静岡銀行

カスタムFLEX

年0.625%

年0.625%

-

京都銀行

京銀住宅ローン

年0.775%

年0.775%

-

山口銀行

YCG住宅ローン

年0.925%

年0.925%

-

福岡銀行

一本勝負

年0.975%

年0.975%

-

平均

-

年0.797%

年0.795%

-0.002%

 

10年固定(メガ)

金融機関

ローン名

2021年3月

2021年4月

みずほ銀行

住宅ローン(全期間重視プラン)

年0.700%

年0.650%

-0.050%

三菱UFJ銀行

住宅ローン

(全期間で金利引き下げ~ずーっとうれしい金利コース)

年1.390%

廃止

-

プレミアム住宅ローン

[固定3年・固定10年・固定20年]

-

年0.740%

-

三井住友銀行

住宅ローン

(最後までずーっと金利引き下げ)

年1.350%

年1.350%

-

平均

-

年1.147%

年0.913%

-0.234%

 

フラット35

金融機関

ローン名

2021年3月

2021年4月

楽天銀行

フラット35

年1.350%

年1.370%

+0.02%

 

上記各金融機関セクター別のローン金利の平均値を時系列で示した住宅ローン金利インデックスの動きは、下記の通りです。変動金利型ではみずほ銀行が金利を0.1%下げ、0.375%という驚異的な金利を出してきたため、メガバンクの変動金利型の平均が0.442%と、初めてネットバンクの変動金利型の平均である0.457%を下回りました。

10年固定では、三菱UFJ銀行の全期間金利引下げ型が廃止され、ネット専用ローンと同様の当初引き下げ型のみの金利となりました。インデックスを構成するローンが変わったため、メガバンクの10年固定の平均金利が大きく低下しました。

フラット35の金利は若干上昇しました。

 

コロナ禍の影響とネット上での金利競争の激化により、長期・短期共に当面金利は低位安定で推移すると予想します。

モゲチェックでは、ネット上の金利競争の激化やコロナ禍の影響、金融緩和の長期化を踏まえ、今後は固定金利が上昇含みとなる一方、変動金利は低位安定すると予想します。

 

あわせて読みたい

アフターコロナの住宅ローン金利予想〜固定金利が上昇含みとなるワケ〜【2021年3月アップデート】

 

 

今月のオススメ住宅ローントップ5は下記の通りです。

 

新規借り入れ

順位

金融機関

ローン名

金利

団信

1

auじぶん銀行

住宅ローン(変動金利/全期間引下げプラン)

年0.410%

がん50%保障

全疾病保障

2

ソニー銀行

変動セレクト住宅ローン

年0.457%

がん50%保障

3

りそな銀行

りそな住宅ローン(変動金利/ずーっとお得!全期間型/融資手数料型)

年0.720%

団信革命

4

PayPay銀行

住宅ローン(変動金利/全期間引き下げ型)

年0.380%

一般団信

5

住信SBIネット銀行

ネット専用住宅ローン(変動金利/通期引き下げプラン)

年0.440%

全疾病保障

 

※モゲチェックのおすすめランキング順 [新規借り入れおすすめランキングはこちら]

 

auじぶん銀行の住宅ローンは無料でガン50%保障や全疾病保障が付いており、この金利水準の中では、団信保障が最も充実した住宅ローンです。

ソニー銀行は給付金等の充実した100%がん保障が0.1%の金利上乗せで付けられるため、がんのリスクに備えたい人にはオススメです。

りそな銀行は金利がやや高くなりますが、団信革命という最も充実した団信を利用できます。怪我や病気の原因に関係なく16の症状で保険金を受け取ることができます。

PayPay銀行は金利が0.3%台と低いのが特徴です。

住信SBIネット銀行は年齢に関係なく全疾病保障が無料で付くため、大変お得です。

より詳しくはこちらをご覧下さい。

 

借り換え

順位

金融機関

ローン名

金利

団信

1

auじぶん銀行

住宅ローン(変動金利/全期間引下げプラン)

年0.410%

がん50%保障

全疾病保障

2

住信SBIネット銀行

ネット専用住宅ローン(変動金利/通期引き下げプラン)

年0.428%

全疾病保障

3

PayPay銀行

住宅ローン(変動金利/全期間引き下げ型)

年0.380%

一般団信

4

りそな銀行

りそな住宅ローン(変動金利/ずーっとお得!全期間型/融資手数料型)

年0.730%

団信革命

5

楽天銀行

楽天銀行住宅ローン(変動金利/金利選択型)

年0.537%

がん50%保障

全疾病保障

 

※モゲチェックのおすすめランキング順 [借り換えおすすめランキングはこちら]

 

auじぶん銀行の住宅ローンは無料でガン50%保障や全疾病保障が付いており、この金利水準の中では、団信保障が最も充実した住宅ローンです。

りそな銀行は金利がやや高くなりますが、団信革命という最も充実した団信を利用できます。怪我や病気の原因に関係なく16の症状で保険金を受け取ることができます。

住信SBIネット銀行は年齢に関係なく全疾病保障が無料で付くため、大変お得です。

ジャパンネット銀行は金利が0.3%台と低いのが特徴です。

楽天銀行は金利はやや高いですが、事務手数料が定額なので、多額の住宅ローンを借りる方ほど、お得にご利用可能です。

より詳しくはこちらをご覧下さい。

 

以下の通り、コロナ禍の影響を受けデフレ圧力が強い現在の経済環境を考えると、当面金利は現在の低水準のまま推移すると予想されます。住宅ローンの金利タイプは、金利水準が低く推移することが予想される、変動金利をお勧めします。

 

物価水準

生鮮食品・消費増税の影響を除いた消費者物価指数(以下、コアCPI)の動きは下記の通りです。日銀は2%のインフレターゲットを目指していますが、足元のコアCPIはまだマイナス圏内にあり、インフレは顕在化していません。

 

 

長期金利の動き

10年国債利回り(長期金利)の動きは下記の通りです。2019年半ばに底をつけた後、徐々に上昇してきたものの、金利水準としては今だに0%近辺を上下しています。

これは、金融緩和を続ける日銀が、長期金利の変動幅をコントロールしているためです。海外の金利上昇につられる局面もありますが、日銀の政策によって、日本の長期金は一方的な上昇とはならないのが現状です。

 

参考

アフターコロナの住宅ローン金利予想〜固定金利が上昇含みとなるワケ〜【2021年3月アップデート】

 

変動金利の将来予測

モゲチェックが開発した計量モデルから予測される、変動金利型住宅ローン金利の将来予測は下図の通りです。

8年後までは今と変わらず、9年後頃から徐々に上昇し、最大1.1%近辺まで上昇した後低下します。

住宅ローンは毎月残高が減っていくため、35年の返済期間のローンでも当初10年で約半分の金利を支払ってしまいます。今から10年後までの金利水準が重要であり、その観点から、より金利水準の低い変動金利型をオススメします。

典型的な団信の種類と概要は下記図及び表の通りです。



団信には、大きく一般団信、ワイド団信、疾病団信の3種類があります。ワイド団信は加入条件が一般団信より緩和されたただけで、保障内容は一般団信と同じです。

疾病団信は大きく分けて、がん保障、3大疾病保障、8大疾病保障、11疾病保障、全疾病保障の5種類があります。

上図の通り、がんと診断されただけで保険金が下りるがん保障はがん保障、3大疾病保障、8大疾病保障、11疾病保障に含まれていますが、全疾病保障には含まれていません。また、急性心筋梗塞又は脳卒中と診断され手術を受けたり60日以上所定の状態になった場合に保険金が下りる保障は3大疾病保障及び8大疾病保障には含まれていますが、11疾病保障や全疾病保障には含まれていません。

このように、疾病保障付き団信の構成は複雑なので、保障対象を細分化して、どのような場合に保険金で住宅ローンが完済されるのかしっかり確認する必要があります。また、団信には無料で付いているものと金利上乗せされるものがありますので、団信を利用する場合に金利がどうなるかも確認する必要があります。

金利水準や団信のメリットを考慮した上で特にオススメのローンは下記の通りです。

 

金利を重視する方向け

  • auじぶん銀行/住宅ローン(変動金利/全期間引下げプラン)

金利が業界最低水準で、かつ、無料でガン50%保障や全疾病保障が付いており、低い金利水準と充実した団信が両立した最も完成度の高い住宅ローンです。

auじぶん銀行公式サイトはこちら

 

がんのリスクを重視する方向け

  • ソニー銀行/住宅ローン(変動セレクト住宅ローン)

金利が業界最低水準で、かつ、0.1%の金利上乗せでガン100%保障が利用できます。さらにがんに罹患した場合の各種給付金が充実しており、がんに対する手当が最も充実した住宅ローンです。

ソニー銀行公式サイトはこちら

 

充実した団信を利用したい方向け

  • りそな銀行/りそな住宅ローン(ずーっとお得!全期間型/融資手数料型)

金利が業界最低水準で、かつ、団信革命という、がんを含む3大疾病保障に加え原因を問わず16の症状になったことで保険金が下りる最も充実した団信が利用できます。

りそな銀行公式サイトはこちら

 

住宅ローンに関する様々な情報は、下記コンテンツをご参照下さい。

 

 

 

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WRITER

著者: 堀江 勇介

モゲチェック運営会社 株式会社MFS

チーフアナリスト

銀行にて有価証券運用業務に従事。2019年にMFS入社。金融市場に関する深い知見を武器に、チーフアナリストとして活躍。金利の将来予想など、住宅ローンに関する様々な情報を発信。日本証券アナリスト協会認定アナリスト。

SUPERVISOR
supervisor

中山田 明

株式会社MFS代表取締役CEO

プロフィール

外資系投資銀行で日本初の住宅ローン証券化を手掛け、その後約10年に渡り住宅ローン証券化業務に従事してきた、日本における住宅ローンファイナンスのプロフェッショナル。フラット35を取り扱うSBIモーゲージ(現:SBIアルヒ株式会社)ではCFOを歴任。テクノロジーによる新しい住宅ローンサービスを生み出すべくMFSを創業。「住宅ローンを必要とする全ての人が、最も有利な条件で借り入れ、借り換えできる」世界の実現を目指す。

趣味は登山で、テントを背負って槍ヶ岳や剱岳、海外ではキリマンジャロやキナバル山に登頂。

経歴

  • 1991年3月 東京大学経済学部学部 卒業
  • 1991年4月〜 三井物産株式会社 入社
  • 1993年7月〜 モルガン・スタンレー、ベア・スターンズなど外資系投資銀行を歴任
  • 2000年8月〜 株式会社新生銀行(現:SBI新生銀行)キャピタルマーケッツ部部長
  • 2011年8月〜 SBIモーゲージ株式会社(現:SBIアルヒ株式会社)CFO
  • 2014年10月〜株式会社MFS創業

主な保有資格

貸金業務取扱主任者

登壇実績

  • 2021年9月 金融DXサミット(日本経済新聞主催)等 登壇実績多数
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