2026年8月の住宅ローン借り換え動向のまとめ
金利急上昇局面の今、モゲチェック借り換え診断登録ユーザーのデータから見える主要な動向は以下のとおりです。
・現在返済中の平均金利が過去最高を更新(2022年2月の集計開始以降):8月1.56%(先月比+0.01%、2026年1月から8ヶ月連続で前月を上回る)
・借り換え先金利は低水準を維持:8月0.96%(先月比+0.01%、前月0.95%とほぼ同水準)
・金利差は0.60%を維持:返済中と借り換え先の金利差は7月と同じ0.60%で、メリットが出る目安「0.3%以上」の2倍の水準
・平均メリット額が増加:8月177万円(先月比+9.4万円)、5月から3ヶ月続いた減少から増加に転じる
・変動ユーザーの約半数が固定を検討:変動ユーザーの48.1%が固定金利への切替を意向として表明
「自分の場合、月々いくら削減できるのか」は、モゲチェックの住宅ローン診断で確認できます。
金利が上昇する局面だからこそ、体感や噂ではなくデータに基づいて借り換えを判断しましょう。
借り換えメリット額は8月 約177万円、3ヶ月ぶりに増加
金利が上昇する中でも、借り換えによる経済合理性は維持されています。
2026年8月の平均メリット額は約177万円(先月比9.4万円増、7月168万円→8月177万円)。
5月から3ヶ月続いた減少から、増加に転じました。
月ごとの推移と最新動向
直近6ヶ月の平均メリット額推移を見ると、4月の185万円をピークに、5月175万円・6月170万円・7月168万円と減少が続きましたが、8月は177万円へ増加しました。
半年間では168〜185万円のレンジで推移しています。
メリット額を左右する金利は、8月時点で現在返済中の平均1.56%・借り換え先の平均0.96%。
金利差は0.60%と7月と同じ水準で、一般にメリットが出る目安とされる0.3%を大きく上回る水準です。
図1:平均借り換えメリット額の推移(2026年3月〜2026年8月)

出典:モゲチェック借り換え診断登録ユーザー集計(n=4,285/借り換え先金利あり)
※グラフの数値はこのページ下部に表形式でまとめています。
データ引用時は『住宅ローン比較診断サービス「モゲチェック」』と当該ページのリンクを記載するようにお願いします。
借り換えで金利は平均0.60%低下(返済中1.56%→借り換え先0.96%)
借り換えを検討する方が現在返済中の平均金利は、8月1.56%(先月比+0.01%)です。
一方、モゲチェックが提示する借り換え先(ネット銀行等)の金利は、8月0.96%(先月比+0.01%)と低水準を保っています。
返済中・借り換え先とも7月とほぼ同じ水準で、両者の差は0.60%と7月と同じ水準を維持しました。 その結果、いま借り換えれば返済金利を平均0.60%(1.56%→0.96%)引き下げられる計算です。
一般に金利差が0.3%以上あれば借り換えメリットが発生することが多く、現在の0.60%はこの目安を上回る水準です。
借り換えで返済額は平均177万円削減へ
借り換えメリットは、現在金利・借り換え先金利・残債・残期間の組み合わせで決まります。
8月の平均メリット額は約177万円。
残債3,000万円・残期間25年のローンで金利を1.56%→0.96%に下げた場合、月々の返済額で約8,300円・総返済額で約250万円の削減効果が見込めます。
金利が上昇する局面では、これから借りる人だけでなく、すでに借りている人の返済負担も増えていきます。
だからこそ、金利差が出ている今のうちに、自分の借り換えメリットを確認しておくことが有効です。
図2:現在金利と借り換え先金利の推移(2026年3月〜2026年8月)

出典:モゲチェック借り換え診断登録ユーザー集計(現在金利 n=6,597/借り換え先金利 n=4,285)
※グラフの数値はこのページ下部に表形式でまとめています。
データ引用時は『住宅ローン比較診断サービス「モゲチェック」』と当該ページのリンクを記載するようにお願いします。
借り換え検討層は40代前半、残債3,000万円台が中心
借り換え検討層の属性データから、どんな人が借り換えを検討しているかが見えてきます。
平均年齢は43〜44歳前後で、平均残債は 3,000〜3,300万円のレンジで推移しています。
平均年齢43〜44歳|住宅購入後10年前後の世代
8月の平均年齢は43.9歳(先月比+0.4歳)。 直近6ヶ月は43.1〜43.9歳の範囲で推移しており、30代後半に住宅を購入し、10年前後返済してきた40代前半が借り換え検討の中核層です。
このタイミングで借り換えに踏み切る理由は、残期間がまだ25年前後あり、金利差の累計効果が大きいため。
残期間が短くなるほど借り換えの効果は薄れるので、検討は早いほど有利になります。
図3:平均年齢の推移(2026年3月〜2026年8月)

出典:モゲチェック借り換え診断登録ユーザー集計(n=6,597/現在変動金利ユーザー)
※グラフの数値はこのページ下部に表形式でまとめています。
データ引用時は『住宅ローン比較診断サービス「モゲチェック」』と当該ページのリンクを記載するようにお願いします。
平均残債は約3,000万円|8月は先月比54万円減
平均残債は2026年8月時点で3,007万円(先月比-54万円)。7月に続いて減少しました。
直近6ヶ月では3,000〜3,300万円のレンジで推移しています。
なお、元本が大きいほど、借り換えメリットは大きくなります。
図4:平均残債の推移(2026年3月〜2026年8月)

出典:モゲチェック借り換え診断登録ユーザー集計(n=6,597/現在変動金利ユーザー)
※グラフの数値はこのページ下部に表形式でまとめています。
データ引用時は『住宅ローン比較診断サービス「モゲチェック」』と当該ページのリンクを記載するようにお願いします。
変動ユーザーの48.1%が「固定切替」を検討中
金利上昇局面で、借り換え時の金利タイプ選好にも変化が出ています。
現在変動金利のユーザーのうち、48.1%が「固定金利への切替」を意向として表明し、ほぼ半数が固定を検討しています。
変動ユーザー|継続51.9%・固定検討48.1%
変動金利ユーザー(n=6,694)の借換後意向は、半々に近づいています。
内訳は「変動を希望(継続)」51.9%と「固定を検討(切替)」48.1%で、ほぼ半々です。
金利が上昇するなかでも、固定と変動でユーザーの意向が分かれています。
※本データは「意向ベース」です。
「固定検討」には「返済額が下がるなら固定にしたい」という条件付き回答も含まれるため、実際の借換実行時には変動を最終選択する可能性が含まれています。
図5:現在「変動金利」ユーザーの借換後意向

出典:モゲチェック借り換え診断アンケート(2026年2月26日〜8月31日、n=6,694)
※グラフの数値はこのページ下部に表形式でまとめています。
データ引用時は『住宅ローン比較診断サービス「モゲチェック」』と当該ページのリンクを記載するようにお願いします。
固定ユーザー|継続68.6%・変動検討31.4%
一方、現在固定金利のユーザー(n=1,700)は、「固定を希望(継続)」が68.6%と過半数を占めます。「変動への切替」を検討する人は31.4%にとどまり、変動への移行意向は限定的です。
現在返済中の金利が上がり続けるなか、固定金利の安心感を選ぶ動きが続いています。
図6:現在「固定金利」ユーザーの借換後意向

出典:モゲチェック借り換え診断アンケート(2026年2月26日〜8月31日、n=1,700/固定特約・全期間固定・フラット35の合算)
※グラフの数値はこのページ下部に表形式でまとめています。
データ引用時は『住宅ローン比較診断サービス「モゲチェック」』と当該ページのリンクを記載するようにお願いします。
借り換え先は全国約30の主要銀行を一括比較、金利は最安で年0.9%台
モゲチェックの住宅ローン診断では、全国約30の主要銀行の借り換え条件を一括比較できます。
2026年8月にモゲチェックが提示した借り換え先金利は平均0.96%で、比較できる銀行のうち金利の低い銀行では年0.9%台です。
仮審査の申込みは最短3分で完了し、自分の残債・残期間・現在金利をもとに、借り換えメリット額と条件に合う銀行を確認できます。
※「最安 年0.9%台」は、モゲチェック住宅ローン診断で比較できる主要銀行の金利に基づきます(2026年9月時点)。 診断内容・属性・物件条件により、提示される金利・銀行は変動します。
住宅ローンアナリストからのアドバイス|借り換えで失敗しないために
ここまでのデータを踏まえ、住宅ローンアナリスト「モゲチェック塩澤」から2026年に住宅ローンを借り換える際のアドバイスをお伝えします。
1. 「金利差0.3%以上であれば借り換えを要検討」
借り換えで効果が出るのは、現在金利と借り換え先金利の差が0.3%以上、かつ残期間が20年以上残っているケースです。
金利差0.3%以上あれば借り換えメリットが発生することが多く、2026年8月時点の平均金利差0.60%(現在返済中1.56%・借り換え先0.96%)はこの目安を十分に上回っています。
残債が大きいほど、金利差のインパクトは拡大します。
残債3,000万円・残期間25年で金利を1.56%→0.96%に下げれば、約250万円の削減効果が見込めます。
2. 借り換えは「早いほど」有利
金利差がついた状態で返済を続けてしまうと、その期間が長くなるほど大きな機会損失になります。
「いつか借り換えよう」と思いつつ放置している間にも、削減できたはずのメリットを毎月手放している状態です。
まずは自分の場合いくら削減できるかを確認するところから始めてみてください。
まとめ|2026年の借り換え判断はデータが教えてくれる
2026年8月の借り換え市場は、現在返済中の金利が1.56%と2022年2月以降で最も高い水準を更新する一方、借り換え先金利は0.96%と低水準を維持しました。
両者の金利差は0.60%と7月と同じ水準で、メリットが出る目安0.3%の2倍です。平均メリット額は約177万円へ増加し、変動ユーザーの48.1%が固定への切替を検討しています。
借り換えで失敗しないためには、借り換えメリット額を正確に把握することが大切です。
感覚値ではなく、自分のローン情報に基づいた数字で判断してください。
モゲチェックでは、最短3分の診断であなたの借り換えメリット額・最適な銀行・特別金利の適用可否がわかります。
金利上昇局面の今こそ、データに基づいた借り換え判断を始めてみてください。
調査データ一覧
本記事で取り上げた主要データを以下にまとめました。
2026年3月〜2026年8月の月次推移と、金利タイプ別の借換後意向アンケート結果です。
① 平均借り換えメリット額の推移(万円)
| 年月 | 平均メリット額 |
|---|---|
| 2026年3月 | 177.5万円 |
| 2026年4月 | 184.5万円 |
| 2026年5月 | 175.1万円 |
| 2026年6月 | 169.7万円 |
| 2026年7月 | 167.7万円 |
| 2026年8月 | 177.1万円 |
② 現在金利と借り換え先金利の推移(%)
| 年月 | 現在金利 | 借り換え先金利 | 金利差 |
|---|---|---|---|
| 2026年3月 | 1.34% | 0.73% | 0.61% |
| 2026年4月 | 1.37% | 0.74% | 0.63% |
| 2026年5月 | 1.47% | 0.98% | 0.49% |
| 2026年6月 | 1.49% | 0.97% | 0.52% |
| 2026年7月 | 1.55% | 0.95% | 0.60% |
| 2026年8月 | 1.56% | 0.96% | 0.60% |
③ 平均年齢の推移
| 年月 | 平均年齢 |
|---|---|
| 2026年3月 | 43.1歳 |
| 2026年4月 | 43.1歳 |
| 2026年5月 | 43.3歳 |
| 2026年6月 | 43.6歳 |
| 2026年7月 | 43.5歳 |
| 2026年8月 | 43.9歳 |
④ 平均残債の推移(万円)
| 年月 | 平均残債 |
|---|---|
| 2026年3月 | 3,238万円 |
| 2026年4月 | 3,283万円 |
| 2026年5月 | 3,004万円 |
| 2026年6月 | 3,154万円 |
| 2026年7月 | 3,061万円 |
| 2026年8月 | 3,007万円 |
⑤ 現在「変動金利」ユーザーの借換後意向
| 借換後の意向 | 構成比 | 件数 |
|---|---|---|
| 変動を希望(継続) | 51.9% | 3,477件 |
| 固定を検討(切替) | 48.1% | 3,217件 |
| 合計 | 100.0% | 6,694件 |
⑥ 現在「固定金利」ユーザーの借換後意向
| 借換後の意向 | 構成比 | 件数 |
|---|---|---|
| 固定を希望(継続) | 68.6% | 1,166件 |
| 変動を検討(切替) | 31.4% | 534件 |
| 合計 | 100.0% | 1,700件 |
※「固定」は固定特約・全期間固定・フラット35の合算。
※本記事のデータは、モゲチェック借り換え診断登録ユーザーを対象とした自社集計です(2026年8月末時点・時系列n=6,597/借り換え先金利あり n=4,285/意向アンケート N=8,394)。各指標は記事作成時点の集計値であり、過去の月の数値は集計タイミングにより変動する場合があります。
























