1.一人暮らし用マンションを購入するメリット
今こそ単身用マンションの買い時である理由について解説します。超低金利が継続中であることや、住宅ローン控除の条件が緩和されていることが大きなポイントです。
超低金利が継続中
住宅ローンを利用してマンションを購入する場合、返済負担を抑える重要なポイントとなるのが金利です。金利が低いタイミングでローンを組めれば、トータルの返済額を安く抑えられます。
金利がわずか1%下がるだけで、総返済額に数百万円の差が出るケースも少なくありません。総返済額を抑えられれば、月々の返済負担も軽くなります。
現在の日本は、超低金利時代に突入して久しい状況です。ローン金利の動きは景気との連動性が高く、景気の先行きには不透明感が強いため、今後もしばらくは超低金利が継続すると予想されています。
これ以上下がる余地がないほど金利が低くなっている今こそ、マンションを購入する絶好のタイミングだといえるでしょう。
住宅ローン控除の条件が緩和
一人暮らし用マンションを購入するメリットの一つに、住宅ローン控除の条件緩和が挙げられます。住宅ローン控除とは、一定の要件を満たしてマイホームを購入すれば、年末のローン残高に応じて税額控除の適用を受けられる制度です。
2021年度の税制改正により、住宅ローン控除の適用期間を10年から13年に延長する特例期間が、2022年12月末の入居まで延長されました。さらに、13年の特例が受けられる床面積の条件が、『50平米以上』から『40平米以上』に緩和されています。
床面積の条件緩和により、単身者向けのコンパクトなマンションでも、控除を受けられる可能性が高くなりました。
ただし、床面積が40平米以上50平米未満の物件を購入する場合は、年収の条件が年間3,000万円以下から1,000万円以下となる点に注意が必要です。
参考:
1LDKマンションがお得に買える?! 住宅ローン控除制度見直しへ
No.1213 認定住宅の新築等をした場合(住宅借入金等特別控除)|国税庁
No.1214 中古住宅を取得した場合(住宅借入金等特別控除)|国税庁
2.マンション購入をおすすめできる人
以下に挙げるタイプにあてはまる人は、マンションを借りるより購入するほうが向くでしょう。賃貸と比べた場合の分譲マンションのメリットを紹介します。
設備や内装にこだわりたい人
分譲マンションは賃貸マンションに比べ、設備が充実している傾向があります。食器洗い乾燥機やディスポーザーなど、人気の最新設備により暮らしを楽にできることが魅力です。
さまざまな制限がある賃貸マンションと違い、自分のものになる分譲マンションなら内装も自由に変えられます。自分が望むテイストの空間で生活することが可能です。
防音性やセキュリティといった建物の機能も、分譲マンションはより充実しています。設備や内装にこだわり、住みやすさを追求したい人は、マンションの購入がおすすめです。
転勤の予定がない人
分譲マンションは長期間住む前提で購入するのが基本です。移住するために一度購入したマンションを売却しようとする場合、余計な手間やコストがかかってしまいます。住宅ローンが残っているなら、返済負担も重くなるでしょう。
賃貸マンションの場合、転勤で引っ越さなければならなくなったときも、退去のハードルは低めです。規約に従って退去の申し出を行っておけば、比較的楽に移住できます。
将来的に転勤する予定があるなら、無理なく引っ越せる賃貸マンションのほうが適しています。転勤の予定がない人には、マンションの購入がおすすめです。
一生独身かもと考えている人
仕事が忙しいなどの理由で異性との出会いがない生活を送っている人の中には、老後まで独り身の状況が続くかもしれないと考えている人もいるでしょう。生涯独身を覚悟している人も、マンションは賃貸より購入を選ぶのがおすすめです。
分譲マンションならローン返済後は住居費がかからなくなるため、家賃を一生支払い続けなければならない賃貸より、老後の負担を抑えられます。
高齢になると賃貸物件を借りにくくなることもポイントです。入居者の孤独死を嫌うオーナーが多いため、特に高齢独身者の場合は賃貸マンションに住みづらくなるでしょう。
日本の平均寿命は、令和2年の時点で男性が81.64年、女性は87.74年となっています。退職後の人生が長くなるほど、賃貸に住むより購入したほうがメリットは大きくなります。
3.一人暮らし用マンションの選び方
単身者向けマンションを探す際に注目すべきポイントについて解説します。実際に物件を探す際の参考にしましょう。
価格と条件のバランスがいい物件
一人暮らし用マンションを選ぶ際は、価格と条件のバランスがとれた物件を選びましょう。1LDKタイプのコンパクトマンションがおすすめです。
1部屋+リビング・ダイニング・キッチンの間取りなら、一人暮らしでも十分に快適な生活を送れます。比較的低価格で購入できる点も魅力です。
コンパクトマンションは都心部など利便性の高いエリアに多い傾向があるため、立地条件もクリアしやすくなります。駅の近くなら通勤や買い物にも困らないでしょう。
ライフイベントに備える場合は広めを
将来的に結婚することも視野に入れるなら、少し広めの2LDKタイプを選ぶのがおすすめです。1LDKより1部屋多い2LDKなら、夫婦2人でも無理なく暮らせます。
1人で暮らしている間も、空いた部屋を趣味などプライベートを楽しむための空間にすることが可能です。
2LDKタイプなら、売却する際も買い手が見つかりやすくなります。高齢者夫婦が2人で生活する住居として人気があるためです。
ただし、マンション価格は1LDKよりも割高になります。単身で2LDKを購入する場合は、ある程度の収入が必要となるでしょう。
独身に便利な立地・周辺環境
一人暮らし用マンションを探す場合は、独身に向いた立地や周辺環境かどうかチェックすることも重要です。交通・近隣施設・治安の3点を特に重視しましょう。
電車やバスを利用して通勤する人なら、交通の便が良いマンションを選ぶのがおすすめです。駅までの所要時間や歩きやすさなどを事前に確認しておきましょう。
快適な一人暮らしを送るための施設が近隣にあれば、生活がより楽になります。コンビニ・スーパー・病院以外にも、弁当屋・ATM・ドラッグストア・銭湯などがあると便利です。
治安の良さを確認する場合は、夜間に周辺を散策してみるのがおすすめです。警察が公開している防犯マップなども確認し、できるだけ治安が良い立地を選びましょう。
4.住み替えを考えるなら資産価値を重視
将来的な住み替えを考慮して物件を購入するなら、資産価値を重視しましょう。資産価値が落ちにくいマンションの選び方も解説します。
資産価値が重要な理由
所有する物件を住み替えのために手放す場合、売却か賃貸のどちらかを選ぶのが一般的です。ただし、物件自体の資産価値が低ければ、売り手や借り手を見つけにくくなります。
マンションのような鉄筋コンクリート造の建物は、木造の戸建てに比べ耐用年数が長いため、築年数が古くても比較的高値で売却することが可能です。
賃貸物件として人に貸す場合も、分譲マンションなら一般的な賃貸マンションより家賃を高額に設定できます。設備など建物のクオリティが賃貸用物件より高いためです。
立地や周辺環境も、数十年後の資産価値に大きな影響を与える要素です。住み替えを考えて購入物件を選ぶ際は、資産価値を重視して探すようにしましょう。
資産価値が落ちにくいマンションとは
資産価値を考慮してマンションを選ぶ場合は、価値が落ちにくい立地の物件を選びましょう。周辺環境の利便性だけでなく、景観の良さや災害発生リスクなども重要なポイントです。
エリアの将来性を見極められれば、資産価値が高まる可能性もあります。大型ショッピングセンターの建設やエリア全体の再開発などが計画されているなら、将来性が高いと考えられるでしょう。
マンションの管理体制をチェックすることも大切です。管理が行き届いていないマンションは劣化のスピードが速いため、資産価値も下がりやすくなります。清掃・修繕・設備点検などが適切に行われているか確認しましょう。
5.メリット・デメリットを比較して検討しよう
一人暮らし用マンションは、設備や内装にこだわりたい人や転勤の予定がない人におすすめです。金額と立地を重視するなら、1LDKのコンパクトマンションが適しています。
将来的な住み替えも視野に入れる場合は、資産価値も考えて物件を選ぶ必要があります。メリット・デメリットを比較し、自分に合った物件を選びましょう。
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