1.りそな銀行の住宅ローンの特徴
りそな銀行の住宅ローンは、充実した商品ラインナップが大きな魅力です。とにかく低金利にこだわりたい人にも適しています。
多様なニーズに応える商品を用意
りそな銀行の住宅ローンでは、さまざまなニーズに対応する独自プランが豊富に用意されています。中でも特徴的な商品が、女性向け住宅ローンと日照補償付住宅ローンです。
女性向け住宅ローンの『凛next』は、女性向けの保障やサービスが充実しています。日照補償付住宅ローン『晴れたらいいね』は、太陽光発電システムを設置する場合に、日照補償を3年間無料提供する商品です。
ほかにも金利ミックスタイプの住宅ローンや親子リレーローンなど、一般的な住宅ローン以外の商品が充実しています。自分のニーズに合ったプラン設計を立てやすいことが魅力です。
変動金利が低い
りそな銀行の住宅ローンの特徴としては、変動金利が低い点も挙げられます。業界最低水準の金利を実現しているため、低金利で変動金利の住宅ローンを利用したい人におすすめです。
変動金利だけでなく、長期固定金利も業界トップクラスの低さを誇っています。変動金利の金利上昇リスクに不安を感じる人でも、りそな銀行の固定金利なら利用しやすいでしょう。
住宅ローンを比較する際はさまざまな要素が判断材料になりますが、中でも金利の低さは比較検討時に外せない要素といえます。月々の返済額や総返済額を減らせることが、低金利で利用できる住宅ローンの大きな魅力です。
「団信革命」が魅力的
「団信革命」はりそな銀行が提供する団体信用生命保険(団信)です。
りそな銀行が指定する16の状態のどれかに該当すれば、それ以降の住宅ローンの支払いが免除されるという住宅ローン市場全体で見ても非常に手厚い保障の団信です。
新築の注文住宅におすすめ!
住宅ローンでは、融資金額に見合った『担保』を設定することが求められ、通常は完成した建物や土地が担保になります。分譲マンションや建売の一戸建てを購入する場合はすでに担保となる建物があるため、購入代金の全額を住宅ローンでまかなうことができます。
しかし注文住宅では、担保となるべき建物の完成前に、工事の着工金や中間金、土地の購入代金などの支払いが、何度かタイミングが分かれて発生します。
そこで、住宅完成前にまとまったお金が必要な際に融資を受けられるのが『住宅ローンの分割融資』です。分割融資はあくまで住宅ローンの一部であり、住宅ローンと同じ金利が適用されるため、いわゆるつなぎ融資より低金利で融資が受けられます。
さらに土地の取得から2年以内に建物を建て、そこに居住するといった一定の条件を満たせば、住宅ローン控除の適用も受けられるため、積極的に活用したい制度です。
多くの銀行では分割融資ができませんが、りそな銀行では分割融資が可能であるため、注文住宅を建てる方におすすめです。
2.りそな銀行の住宅ローンのメリット
りそな銀行の住宅ローンには、低金利で利用できるメリットがあります。店舗によっては土日や夜間に相談できることも覚えておきましょう。
変動金利・長期金利共に低い
りそな銀行住宅ローンの金利は、変動金利・固定金利のいずれも低金利を実現しています。長期固定金利に関しても、融資手数料型の35年固定金利をはじめとした金利は、他行と比べ非常に低い利率となっています。ネット銀行の長期金利にも十分に対抗できる低さです。
初期費用の少ない融資手数料金利上乗せ型が利用可能
一般的に、住宅ローンを利用する際は、初期費用として融資手数料と保証料、事務取扱い手数料が発生します。
りそな銀行の住宅ローンでは、融資手数料に関し、融資手数料型・金利上乗せ型の二つの支払い方法を用意しています。
融資手数料型は融資手数料を一括で支払い、金利上乗せ型は融資手数料の初期払いが0円で、金利に上乗せする方法です。
どちらの方法でも保証料は借入金利に含まれます。
土日や夜間の相談が可能
りそな銀行は全国各地に支店を展開しています。住宅ローンについて悩んでいることがある場合や、具体的な話を進めたい場合は、店舗で担当者と相談するのがおすすめです。
店舗によっては、平日の21:00まで営業しているケースや、土日祝日に営業しているケースもあります。仕事でなかなか店舗に足を運べない人でも利用しやすい点がメリットです。
土日祝日に営業している店舗なら、休日の外出ついでに気軽に立ち寄ることも可能です。住宅ローンの相談をするために、りそな銀行の口座を開設する必要もありません。
3.知っておきたいりそな銀行住宅ローンのデメリットと注意点
メリットだけでなくデメリットも知っておけば、他行のローン商品と比較しやすくなるでしょう。りそな銀行の住宅ローンで注意したいポイントを紹介します。
団信は金利上乗せが必要な場合も
りそな銀行の住宅ローンで一般団信に加入する場合、保険料は無料です。一方、団信革命や3大疾病保障特約を利用する場合は、金利の上乗せが必要となります。
3大疾病保障特約は、死亡・高度障害状態に加え、がん・急性心筋梗塞・脳卒中にも備えられる保険です。利用するためには金利に40歳以上なら年0.25%、40歳未満なら年0.20%を上乗せしなければなりません。
団信革命は、3大疾病保障特約の保障内容に加え、病気・けがによる16の状態や要介護状態も保障される保険です。40歳以上なら年0.3%、40歳未満なら年0.25%の金利上乗せが必要となります。
3大疾病保障特約や団信革命を検討する場合は、月々の返済額を一般団信のみのケースと比較する必要があるでしょう。
保証会社の選択肢が一つだけ
都市銀行の多くは、1社の保証会社としか提携していません。りそな銀行の保証会社も、同じりそなグループの『りそな保証』1社のみです。
保証料を支払う形で住宅ローンを利用する場合は、りそな銀行の審査に加え、りそな保証の審査にも通過しなければなりません。
金融機関によっては、複数の保証会社と提携しているケースもあります。保証会社の審査を考慮するなら、複数の保証会社を利用している金融機関のほうが有利でしょうす。
一般的に、保証料を支払わない形で住宅ローンを組もうとする場合は、金融機関の審査が厳しくなりやすい点も覚えておきましょう。
4.審査で見られるポイント
りそな銀行の住宅ローン審査では、どのような項目を重視されるのでしょうか。審査で見られる主なポイントを押さえておきましょう。
申し込み条件を満たしているか
りそな銀行の住宅ローン審査では、銀行が設定した申し込み条件を満たしているか確認されます。特に注意したい利用条件が、年収と勤続年数に関する条件です。
りそな銀行の住宅ローンは、前年の税込年収が100万円以上あれば利用できます。勤続年数や営業年数に関しては、給与所得者なら1年以上、給与所得者以外の場合は3年以上が条件です。
会社員であれば、年収100万円と勤続年数1年をクリアしていれば申し込めるため、比較的難易度は低めといえます。ただしこれらの条件はあくまでも最低ラインであり、借入希望額が多くなるほど審査には通りにくくなるでしょう。
返済比率は基準以下か
りそな銀行の申し込み条件では、返済比率の基準も明記されています。返済比率とは、『年間返済額÷額面年収』の計算式で導き出される割合のことです。
りそな銀行の住宅ローンでは、返済比率の基準を35%に設定しています。35%を超える返済比率になるような借入希望額を設定してしまうと、審査には通らないでしょう。
返済中のカードローンやカーローンがある場合は、ほかの借入残高も年間返済額に含めて計算しなければなりません。住宅ローンの返済額だけ考えればよいわけではない点に注意が必要です。
収入や雇用形態が安定しているか
住宅ローンの審査で見られる大きなポイントは、申し込み者の安定した返済能力です。ローン契約後は長期間にわたり返済し続けることになるため、収入の高さだけでなく継続性も厳しくチェックされます。
りそな銀行では、勤続年数が1年以上なければ住宅ローンを利用できません。勤続年数が短すぎると今後も転職する可能性が高いと判断され、収入の安定性や収入アップを見込めなくなるためです。
収入の安定性を図る審査項目としては、雇用形態も重視されます。りそな銀行では雇用形態に関する条件を定めていませんが、公務員や正社員以外の雇用形態なら、収入の安定性に関する評価は低くなるでしょう。
5.審査に落ちる人の特徴は?
りそな銀行の住宅ローン審査に通らない場合、以下の三つの原因が考えられます。それぞれの具体的な内容と対策を知っておきましょう。
信用情報に問題がある
クレジットカードや各種ローンの支払いが滞った経験を持つ人は、りそな銀行の住宅ローン審査に通らない可能性が極めて高くなります。信用情報に問題がある場合、約束通りに返済できなくなるリスクを考慮されるためです。
個人の信用情報は信用情報機関に登録され、金融機関が情報を確認できる状態となります。りそな銀行では審査時に必ず信用情報を確認するため、過去に支払い遅延や債務整理などが記録されていれば、審査にはまず通らないと考えてよいでしょう。
信用情報に問題がある場合は、りそな銀行以外の金融機関でもローン審査がかなり厳しくなります。信用情報が原因で審査に通らない場合は、一定期間が経過し信用情報が削除されるのを待つしかないでしょう。
健康状態が理由で団信に入れない
りそな銀行の住宅ローンを利用する場合は、団信に加入しなければなりません。団信とは、死亡や高度障がいにより契約者が返済不能となった場合に、ローン残高を保険金で完済してくれる生命保険です。
団信に加入するためには、申し込み者の健康状態が一定の条件を満たしていなければなりません。健康上の問題が原因で団信に加入できない場合、住宅ローンは利用できなくなります。
一般団信に加入できない人は、加入条件が緩和されたワイド団信を検討しましょう。りそな銀行のワイド団信プランは、金利に0.3%を上乗せすることで利用できます。
物件の担保価値が低い
りそな銀行の住宅ローン審査に通らない人の特徴として、物件の担保価値が低いことも挙げられます。物件の担保価値は、申し込み者の属性と並び審査時に最重要視される項目です。
住宅ローンの契約時には、契約者の返済不能リスクに備えて購入物件が担保に入れられます。返済が滞った際は物件売却代を残債に充当するため、物件の担保価値が高いほど審査の評価も高くなるのが基本です。
りそな銀行の審査でも、保証会社により物件の担保評価が行われます。築年数が古い中古物件を購入する場合は、物件の担保価値が低くなりやすいため注意が必要です。
6.りそな銀行の審査に必要な書類を準備しよう
りそな銀行の住宅ローン審査は、事前審査と本審査の2段階で行われます。各審査ではどのような書類が必要なのか確認しておきましょう。
Web事前審査は書類提出不要
りそな銀行の住宅ローンでは、店頭での申し込み以外に、公式サイトからWeb事前審査を申し込むことも可能です。Web事前審査なら申告内容のみで簡易審査が行われるため、書類を提出する必要はありません。
店頭で事前審査を申し込む場合は、運転免許証や源泉徴収票の準備を求められます。物件の概要が分かる資料や、他の借入の残高証明書も用意しましょう。
個人事業主や確定申告をしている給与所得者が申し込むケースでは、Web事前審査でも3年分の確定申告書の写しが必要です。居住地の税務署で入手しておきましょう。
本審査に必要な書類
りそな銀行の住宅ローンの本審査では、本人確認書類・収入証明書類・物件関連書類の提出を求められます。他の借入がある場合は償還予定表も必要です。
本人確認書類は、『運転免許証』『健康保険証』『住民票』の3点を全て用意しましょう。給与所得者の場合は、収入証明書類として源泉徴収票も準備しなければなりません。
物件関連書類に該当するのは、『売買契約書』『重要事項説明書』『パンフレット』『工事請負契約書』『登記事項証明書』『土地の公図』などです。物件の種類により、そろえるべき書類は異なります。
7.審査に落ちてしまった場合の対処法
りそな銀行の審査に通らないなら、頭金を増やしたり親族2人の収入を合わせたりするのがよいでしょう。他の金融機関に審査を申し込むのも一つの方法です。
頭金を増やし借入額を減らす
りそな銀行の審査に落ちてしまう原因の一つとして、借入希望額が多すぎることが挙げられます。申し込み者の返済能力に見合った借入額より希望額が多ければ、審査には通りにくくなるでしょう。
借入希望額を減らせば審査には通りやすくなりますが、物件を妥協しなければならない恐れもあります。物件を変えずに借入希望額を減らしたいなら、頭金を多めに準備するのがおすすめです。
頭金を入れれば自己資金に余裕があるイメージを与えられるため、頭金を用意すること自体にも価値があります。物件価格の1割以上を頭金の目安にするとよいでしょう。
ペアローンや収入合算を検討
審査落ちへの対策としては、ペアローンや収入合算の利用もおすすめです。いずれも親族2人の収入を合わせて借入を行えます。
ペアローンや収入合算を使えば、借入希望額を分散して2人が個別に審査を受けるため、審査のハードルを下げることが可能です。1人だけの収入では審査に通らないケースでも、夫婦や親子の収入を合算すれば審査に通る可能性は高くなります。
ただし、ペアローンの場合は契約が2本となるため、一部の諸費用は2本分発生してしまいます。ペアローンと収入合算のデメリットも理解した上で利用を検討しましょう。
他の金融機関に申し込む
住宅ローンの審査基準は金融機関ごとに異なります。りそな銀行の審査に落ちても、全く同じ申し込み内容で他行の審査に通る可能性もあるのです。
りそな銀行の住宅ローン審査に通らない場合は、他の金融機関にも事前審査を申し込んでみましょう。事前審査に通れば契約まで進めなければならないといったルールはないため、複数の金融機関に同時に申し込みを行っても問題はありません。
ただし、事前審査を申し込んだことは信用情報機関に登録されます。事前審査の申し込み数が多すぎると、その事実を知った金融機関の審査に何らかの影響を与えかねないため、同時申し込み数は多くても3件までにしておくのが無難でしょう。
他の銀行に申し込むには、住宅ローンランキングを見るのがおすすめです。
8.まずはWeb事前審査を利用しよう
りそな銀行の住宅ローン審査を申し込む際は、利用条件を満たしているか確認する必要があります。返済比率の高さや収入・雇用形態の安定性も、審査で重要なポイントです。
審査に落ちてしまう場合は、頭金を増やしたりペアローン・収入合算を利用したりすれば、審査に通る可能性があります。りそな銀行の審査を申し込む際は、書類が不要なWeb事前審査の利用がおすすめです。
りそな銀行の最新の金利や詳細が気になる方は公式サイトでもチェックしてみましょう。
また、他の銀行とあわせて比較してみたいという方には、モゲチェックの住宅ローンランキングがおすすめです。
住宅ローン審査、ここがポイント!
通らない理由や対策を解説
住宅ローンの審査は仮審査(事前審査)→本審査の流れで進みます。仮審査と本審査は目的が異なり、仮審査は「その人に融資が可能かどうか」、そして物件の売買契約後に行う本審査では「本当に融資をしていいか」の観点での審査になります。
仮審査では審査の受付基準に合致しているかどうかや本人の返済能力、個人信用情報などが比較的簡易にチェックされます。本審査ではたくさんの書類のチェックや物件の担保価値の精査など、多岐にわたる項目を仮審査よりも厳密に審査されます。
本審査も通過したら金融機関とローン契約し、住宅の決済を行うことになります。
| 審査にかかる期間
仮審査は即日〜1週間程度、本審査は1〜2週間程度を要します。住宅購入時はなにかと慌ただしくなるため、余裕を持ったスケジュールを立てることが大切です。
| 仮審査のポイント
仮審査では大きく3つ、「本人の属性情報」「返済能力」「個人信用情報」がチェックされます。細かく見ていきましょう。
・「本人の属性情報」
申込時の年齢や完済時の年齢、年収や雇用形態、勤続年数など、金融機関が個別に定めている受付基準に合致しているかが審査されます。「正規雇用であること」「勤続1年以上であること」「年収は300万円以上」など細かな条件が金融機関ごとに定められており、それらに合致している必要があります。具体的な基準は非公表のケースが多いものの、「◯◯銀行 商品概要」と検索するとある程度は銀行公式サイトで確認できます。
・「返済能力」
収入に対して借り入れ額が過大でないかが審査されます。代表的な指標として年収に占める年間返済額の割合である「返済比率」があります。住宅ローンの年間返済額の計算には実際の金利ではなく、審査上のみ使われる「審査金利」が使われます。金融機関によって異なるものの、概ね3%前後という高めの審査金利でストレスをかけて計算されます。また、年間返済額には住宅ローンだけでなく自動車ローンやカードローンなどの借り入れの返済も考慮されます。
返済比率の上限は多くの金融機関が非公表ですが、目安は30%〜35%です。フラット35の場合は年収400万円未満なら30%、400万円以上なら35%と公表されています。
・「個人信用情報」
個人信用情報とはクレジットカードの支払いなどの履歴情報です。過去に延滞などのネガティブな履歴があると、住宅ローン審査にはマイナスに作用します。
| 本審査のポイント
本審査では様々な資料の提出のうえ、「仮審査の申告内容との相違がないか」「担保評価」が主に審査されます。
・「仮審査の申告内容との相違がないか」
仮審査で申告した年収と源泉徴収票の金額が違っていないか、借り入れがある場合はその内容が仮審査の申告内容と違っていないかなど、仮審査で金融機関に申告した内容との整合性がチェックされます。
・「担保評価」
住宅ローンで物件を購入すると、通常は金融機関によって「抵当権」が設定されます。抵当権とはいわば担保のことであり、申込人が住宅ローンの返済ができなくなったとき、その物件を売却して融資金の回収に充てるためです。そのため、購入しようとする物件の価値が借り入れ額に対して著しく低くないかをチェックされます。また物件そのもののスペック、例えば耐震基準や適法物件かどうかなども、金融機関の定める基準と照らし合わせられています。
| よくある本審査落ちのパターンやNG行為
・仮審査の申告内容と異なる点があった
仮審査と本審査で申告内容に相違があると落ちる確率が高まります。例えば仮審査で申告した年収と提出した源泉徴収票の年収が違えば、返済能力の計算が狂うことになります。
・別の借り入れを行う
住宅ローンの審査中に別の借り入れを行うと返済比率に悪影響が出ます。ローンという名称ではありませんがクレジットカードのリボ払いも借り入れと同じ扱いです。気軽な買い物が原因で住宅ローン審査に落ちる可能性もあるため注意が必要です。また、審査期間中はローンの延滞にも普段以上に注意しましょう。
・転職や退職
審査中に転職すると通過は難しくなります。金融機関は現在の勤務先で長く働き続けることを前提に住宅ローンの返済能力を見繕っているため、その前提が崩れるのです。さらに勤続年数の基準を満たせなくなる可能性が高くなります。
・健康上の問題で団信に加入できない
『団体信用生命保険(団信)』へ加入できず、住宅ローンを利用できないケースもあります。団信とは契約者が死亡したり高度障害に陥ったりした際、ローン残高を肩代わりしてくれる保険です。
生命保険のため、加入するためには過去3年ほどの病歴や治療歴などを告知しなければなりません。そのため健康状態によっては、団信の審査に通過できない場合があります。一般的な住宅ローンは団信への加入が必須とされているため、加入できなければ契約できません。
| 審査に通りやすくなるコツ・対策
・頭金(自己資金)を多めに入れて借入金額を下げる
自己資金を多めに確保して借入金額を引き下げることで審査に通りやすくなります。多くの自己資金を貯蓄できる人と言えるため、金融機関からの信頼を得やすいでしょう。
借り入れ額が少なくて済むため返済負担も軽減され、返済比率を引き下げることもできます。金融機関によっては自己資金の割合に応じて優遇金利を適用してもらえる点もメリットです。
・借り入れがある場合はなるべく返済しておく
自動車ローンやカードローンなどの借り入れがある場合は、なるべく繰り上げ返済をして残高を減らしておくことも大切です。返済比率を引き下げる要因になるため、審査に通りやすくなります。
・ペアローンや連帯債務、収入合算を検討する
配偶者に収入がある場合は、ペアローンや連帯債務、収入合算により審査を通りやすくすることができます。例えば年収が夫500万円・妻500万円の夫婦が5,000万円の住宅ローンを組む場合、夫1名の債務者だけでは年収倍率(年収に対する借り入れ額)は10倍と非常に高いですが、ペアローンや連帯債務で夫婦2名とも債務者になれば、年収倍率は5倍まで下がります。一般的には、年収倍率は高くても7倍以内であれば審査に通りやすくなります。
収入合算とは夫婦の片方が債務者、もう片方は連帯保証人となる方法です。こちらも連帯保証人分の年収を一定程度加味した審査を受けられるので、単独で組むよりは有利です。
| 本審査は複数の金融機関へ申し込もう
住宅ローンの本審査への申し込みは、複数の金融機関で並行することが可能です。万が一審査に落ちたり減額承認されたりしたときに備え、複数の金融機関へ申し込んでおくとよいでしょう。複数の金融機関で本審査承認を得られたら、最も希望に近い条件のプランで契約に進めばOKです。
審査通過後であっても契約に進んでいなければキャンセルできるため、契約を決めたローン以外はキャンセルしましょう。その後は金融機関と金銭消費貸借契約を締結し、融資実行日を待つだけです。
どんな金融機関で自分が審査に通りそうか、目安を知りたい方にはオンラインで住宅ローンを一括比較できる「モゲチェック 住宅ローン診断」がオススメです。
「モゲチェック 住宅ローン診断」は無料で利用可能で、年齢や年収、住んでいる地域などの住宅ローン審査項目を考慮した上で、その人にピッタリなローンを紹介するサービスです。「モゲチェック 住宅ローン診断」を参考に、どのような銀行で審査を進めたらいいか比較してみましょう。