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フラット35の金利予想(2022年8月)フラット金利はさらに最高値更新へ

  • 最終更新日: 2023年1月4日

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モゲチェック
フラット35の金利予想(2022年8月)フラット金利はさらに最高値更新へのアイキャッチ

 2022年8月のフラット35の金利は1.54%・フラット20の金利は1.41%といずれも7月から0.03%上昇し、現行商品での最高値を更新することを予想します。

 

全期間固定金利の代表格であるフラット35の金利は毎月1日に公表されますが、このように住宅金融支援機構が事前に公表する情報から、ある程度予想することができます。

 

フラット35とともに、各銀行の固定金利が来月どうなるかも事前に予想しているので、これから住宅ローンを利用予定の方は参考にしてみてください。

 

このページは過去の住宅ローン金利情報です。

 

目次
  • 1.フラット35の金利推移と予想
  • 2.フラット35の金利条件

 この予想は、2022年7月21日に住宅金融支援機構が発表した第183回貸付債権担保住宅金融支援機構債券(以下、機構MBS)の発行条件に基づき、モゲチェックが算出したものです。

 

金融の中心地アメリカでインフレ沈静化に向けた政策金利の利上げが歴史的な規模・スピード感で続いている影響から、日本の代表的な市場金利である長期金利(10年国債利回り)は2016年以来の高金利が続いています。現在長期金利は、日銀(日本銀行)がコントロールする上限値の0.25%付近で推移しています。 

前回の機構MBS発行条件が発表された6月下旬頃と比べると現在の長期金利はほぼ同水準であるものの、MBS利率は今回0.03%上がりました。そのため、2022年8月のフラット35の金利は7月よりも0.03%高い1.54%になると予想します。これにより、フラット35の金利は現行制度の商品(機構団信付き)の提供が始まった2017年10月以来での最高値を更新することとなります。

 

なお、民間住宅ローンの8月の固定金利も、引き続き上昇する可能性があります。理由は、多くの民間銀行は長期金利をベースにプライシングするフラット35と異なり、住宅ローンの平均的な返済期間に対応した期間の金利を参照して固定金利を決めるからです。

 

住宅ローンは最長35年なので平均的な返済期間は10年より長いと考えられますが、長期金利(10年)よりも長い期間の金利は6月末と比べて上昇しているため、ネット銀行やメガバンクといった民間銀行の固定金利は8月も上昇が続く可能性が高いでしょう。


モゲチェックでは今後変動金利は安定した低金利が続き、固定金利は高止まりする可能性があると予想しています。
固定金利の代表格であるフラット35金利が高止まりしていることで、相対的に安定した低金利が続く変動金利の魅力が高まるでしょう。

 

長期固定金利住宅ローンの代表格であるフラット35の金利動向に今後も注目し、発信していきます。

 

1.フラット35の金利推移と予想

 

2.フラット35の金利条件

 

 

2022年7月

2022年8月(予想)

機構MBS利率

0.50%

0.53%

+0.03%

対国債スプレッド

0.26%

0.28%

+0.02%

フラット35金利

1.51%

1.54%(予想)

+0.03%

フラット20金利

1.38%

1.41%(予想)

+0.03%

 

参照元:

住宅金融支援機構 機構MBSの発行計画について

第183回 機構MBSの発行条件はこちら



モゲチェックでは今後も住宅ローンに関するニュースを引き続き発信していきます。

 

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WRITER

著者: 堀江 勇介

モゲチェック運営会社 株式会社MFS

チーフアナリスト

銀行にて有価証券運用業務に従事。2019年にMFS入社。金融市場に関する深い知見を武器に、チーフアナリストとして活躍。金利の将来予想など、住宅ローンに関する様々な情報を発信。日本証券アナリスト協会認定アナリスト。

SUPERVISOR
supervisor

中山田 明

株式会社MFS代表取締役CEO

プロフィール

外資系投資銀行で日本初の住宅ローン証券化を手掛け、その後約10年に渡り住宅ローン証券化業務に従事してきた、日本における住宅ローンファイナンスのプロフェッショナル。フラット35を取り扱うSBIモーゲージ(現:SBIアルヒ株式会社)ではCFOを歴任。テクノロジーによる新しい住宅ローンサービスを生み出すべくMFSを創業。「住宅ローンを必要とする全ての人が、最も有利な条件で借り入れ、借り換えできる」世界の実現を目指す。

趣味は登山で、テントを背負って槍ヶ岳や剱岳、海外ではキリマンジャロやキナバル山に登頂。

経歴

  • 1991年3月 東京大学経済学部学部 卒業
  • 1991年4月〜 三井物産株式会社 入社
  • 1993年7月〜 モルガン・スタンレー、ベア・スターンズなど外資系投資銀行を歴任
  • 2000年8月〜 株式会社新生銀行(現:SBI新生銀行)キャピタルマーケッツ部部長
  • 2011年8月〜 SBIモーゲージ株式会社(現:SBIアルヒ株式会社)CFO
  • 2014年10月〜株式会社MFS創業

主な保有資格

貸金業務取扱主任者

登壇実績

  • 2021年9月 金融DXサミット(日本経済新聞主催)等 登壇実績多数
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