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ネット銀行の住宅ローンにデメリットはある?注意したいポイントは

  • 最終更新日: 2025年6月16日

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ネット銀行にも住宅ローンの取り扱いがあります。利用するときに気になるデメリットは何かあるのでしょうか?

審査や条件面のデメリットとともに、ネット銀行の利用に向いている人も紹介します。基本的な特徴もチェックしましょう。

 

 
目次
  • 1.ネット銀行の住宅ローンの特徴
  • 2.ネット銀行のメリット
  • 3.ネット銀行の審査時のデメリット
  • 4.ネット銀行の条件面のデメリット
  • 5.ネット銀行が向いていない人
  • 6.ネット銀行の住宅ローンはこんな人におすすめ
  • 7.メリットとデメリットを知って選択しよう

1.ネット銀行の住宅ローンの特徴

ネット銀行では住宅ローンも取り扱っています。従来の銀行で扱っている住宅ローンとは、どのような点で異なるのでしょうか?

 

オンラインですべての手続きが完結

ただし、中には書類を郵送で送らなければいけないケースもあるため注意しましょう。

また、登記関連の手続きに関しては司法書士との面談が必要になるため、店舗窓口などへ訪れる必要のあるネット銀行もあります。

 

 

店舗型との違い

店舗型の銀行もネット銀行も、扱っている金融商品にそこまで大きな違いはありません。普通預金や定期預金はもちろん、住宅ローンなどの融資もほぼ同じように扱っています。

最も大きな違いは『店舗の有無』です。ネット銀行は基本的に店舗を設けておらず、インターネット上で営業しています。

店舗や専用のATMがほとんどないため、提携の金融機関やコンビニのATMを利用する場合が多いという違いもあります。

 

2.ネット銀行のメリット

ネット銀行の住宅ローンにデメリットはある?注意したいポイントは-2

ネット銀行の住宅ローンを利用すると、どのようなメリットがあるのでしょうか?住宅ローンの利用を検討するときに役立つ、代表的なメリットを紹介します。

 

金利水準が低い

メリットの中でも注目されやすいのが『低い金利』です。住宅ローンは数千万円という高額の資金を長期間にわたり借ります。そのためわずか0.1%の金利差でも、総支払い額に大きな影響を及ぼします。

借入額によっては、数百万円の差が出るケースもあるでしょう。そのためどこで資金調達をするか検討する際、金利は選択を左右する大きなポイントといえます。

低金利を実現できるのは、コストを削減しやすいからです。ネット銀行は窓口がほとんどなく店舗の維持費がかかりません。その分コストカットにつながり、店舗型の銀行より低めの金利として反映されています。

 

事前審査が早い

スピーディーな『事前審査』もメリットです。事前審査は年収・勤務先・年齢・借入希望額などをもとに実施する簡易的な審査です。ネット銀行を利用するなら、インターネットを通してすぐに申し込めます。

結果が出るまでもあっという間です。最短で即日回答という銀行もあります。審査に申し込むと、結果が分かるまで不安な気持ちになる人もいるでしょう。

即日回答であれば、審査に通るか不安な時間を長く過ごさずに済みます。

 

手続きが簡単

『簡単な手続き』もネット銀行の住宅ローンを利用するポイントです。事前審査はもちろん、本審査もインターネット上で手続きできます。

住民票の写しや身分証明書などの書類を郵送しなければならない銀行もありますが、写真を撮影しファイルをアップロードすればOKという銀行もあります。書類のやりとりもインターネットでできるシステムなら、より手軽です。

忙しく平日に銀行へ行く時間を取れない人でも、24時間利用できるネット銀行なら、空いている時間に手続きできます。また近隣に銀行がなく気軽に店舗へ行けない人も、インターネットを利用すればすぐに手続きが可能です。

銀行の店舗へ手続きの度に行くのは大変という人も、便利に使いやすいでしょう。

 

ネット銀行住宅ローンについてもっと詳しく

ネット銀行の住宅ローンは低金利が魅力。デメリットも把握しておこう

 

3.ネット銀行の審査時のデメリット

ネット銀行の住宅ローンにデメリットはある?注意したいポイントは-3

金利が低く、スピーディーに事前審査を受けられるネット銀行の住宅ローンは、自宅から簡単に手続きも可能です。ただしデメリットもあります。中でも審査時に感じるデメリットを見ていきましょう。

 

本審査に時間がかかる

事前審査は最短即日で結果が分かります。しかし本審査には時間がかかりがちです。不備なく必要書類をそろえられれば、比較的スムーズに結果が通知されます。ただし窓口で直接書類について聞いてから用意するわけではないため、不備が発生しやすいでしょう。

必要書類がそろっていない・記入漏れがあるといった場合には、提出し直さなければいけません。郵送で書類をやりとりする銀行だと、結果が分かるまでに1カ月半かかるケースもあります。

 

個別の事情は考慮されにくい

ネット銀行の審査は、大量の申し込みをスピーディーに対応するため、基準を満たしているかを画一的に審査する仕組みです。

そのため、どれか一つでも基準を満たしていない項目があれば、審査に落ちる可能性があります。

 

店舗型の銀行なら、銀行員との面前の手続きによって事情を考慮してもらうことで住宅ローンを借りられる人でも、ネット銀行では融資を受けられない場合があります。

画一的な審査を実施するのは、貸し倒れのリスクを徹底的に回避するためです。

金利が低く手数料が安く設定されているネット銀行は、住宅ローンによる収益が小さい傾向にあります。また一般的に保証会社をつけない『融資手数料型』が多いため、契約者の返済が滞ると、思ったように残債を回収できません。

そのため自己資金の比率や勤務先規模、勤続年数、雇用形態などを厳しく審査します。

 

物件の審査が厳しい

住宅ローンは、購入する不動産を担保に設定する仕組みです。万が一のとき、銀行は不動産を競売にかけその収益を残債に充てます。そのため融資額と同等の価値を持つ不動産かどうか審査が必要です。

ネット銀行では契約者本人の属性を審査する基準と同じくらい、物件の審査基準も厳しく設定されています。例えば、多くのネット銀行では『借地権』の不動産は審査対象になりません。

 

借地権の物件では契約者が所有するのは建物のみです。建物は土地と比較して価値が減少していきやすいため、担保価値が低いと判断されるケースがあります。

同様に、旧耐震基準の不動産も対象外という銀行が多いでしょう。

 

4.ネット銀行の条件面のデメリット

ネット銀行の住宅ローンにデメリットはある?注意したいポイントは-4

ネット銀行の住宅ローンに、条件面でのデメリットはあるのでしょうか。

デメリットをあらかじめ知っておけば、手続きが進んでから想定より高額の費用を請求されて困るといった事態を避けられるでしょう。

 

融資手数料が高くなる場合も

銀行ごとに設定している融資手数料には、定額制と定率制があります。ネット銀行で多く採用されているのは定率制です。そのため、借入額が多くなるほど手数料も高額になります。

保証料は無料というネット銀行が大半です。ただし融資手数料が高いため、契約時の諸費用として必要な費用はそれほど変わりません。

金利が安くても、融資手数料を考慮すると、費用全体は大きくなる可能性もあるでしょう。融資手数料が高いデメリットを知った上での検討が大切です。

 

固定金利は高い場合も

ネット銀行の中には、変動金利の低さを目玉としている金融機関もあります。

一方で全期間固定金利や固定特約金利は高めに設定されている場合も多く、店舗型の銀行と比べて不利な条件となる可能性があります。

変動金利を使う分には低金利ですが、固定金利を希望の場合は、店舗型の銀行の条件とも比較してみることが大切です。

 

5.ネット銀行が向いていない人

ネット銀行の住宅ローンにデメリットはある?注意したいポイントは-5

審査や条件にさまざまなデメリットがあるネット銀行の住宅ローンには、向き不向きがあります。向いていないのはどのような特徴のある人でしょうか?

 

自営業など収入が安定していない人

厳格な審査が行われるネット銀行の住宅ローンは『収入が安定しにくい人』には向いていません。例えば、自営業や個人事業主として自ら事業を行っている人が代表的です。

事業が順調に進むかどうかは時流も関わります。常に努力していたとしても、ときには思うように利益を上げられないタイミングもあるでしょう。そのため、『安定性』という面からは評価されません。

ネット銀行は厳しい審査で貸し倒れリスクを回避する傾向があるため、収入が不安定というだけで審査に落ちる可能性があります。

 

説明やサポートを受けて借入をしたい人

自力で手続きを進めなければいけないネット銀行は、説明やサポートを受けながら手続きしたい人にも不向きです。物件を担当する不動産業者で、ネット銀行の仲介をするケースはほとんどありません。

そのため、ネット銀行を利用するには、すべて自力で進める必要があります。加えて窓口がないネット銀行が多く、直接相談したくてもできないこともあるでしょう。

書類をそろえる・オンライン上にアップロードするなどの作業に不慣れだと、手続き自体を難しく感じる可能性があります。

 

ただし、一部には手厚い申込みサポートを行っているネット銀行もあります。

ネット銀行ご希望の場合は手厚いサポートを活用してみてください。

 

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築古物件や借地権の物件を購入したい人

担保物件の審査を慎重に実施するネット銀行は、築年数の古い物件や借地権の物件を購入したい人向けではありません。中古物件は銀行によって審査の基準が設けられています。

例えば築年数30年を超える中古物件は、審査対象外という銀行もあります。加えて、物件の築年数とローンの借入期間の合計が60年以内になるよう設定しなければいけません。

築37年の中古物件を選ぶと、借入期間は最長でも23年までです。また借地権の物件は担保価値を低く見積もられることから、ネット銀行では物件の審査に通過しないでしょう。

 

6.ネット銀行の住宅ローンはこんな人におすすめ

ネット銀行の住宅ローンにデメリットはある?注意したいポイントは-6

収入が不安定な人やサポートを受けながら手続きをしたい人、担保価値が低く評価されがちな物件を購入したい人にとって、ネット銀行は最適な選択肢とはいえません。どのような人がネット銀行の住宅ローンに向いているのか解説します。

 

変動金利でできるだけ安く借りたい人

少しでも金利が安い住宅ローンを借りたいと考えているなら、窓口型より金利が低い傾向のあるネット銀行はぴったりです。特に変動金利で契約したいと考えている人に向いています。

変動金利は金利の上昇局面に弱く、急激な上昇があると金利分さえ返済できないリスクもあるでしょう。その反面、低金利が続く状況では、総返済額を減らすのに役立ちます。

リスクに注意は必要ですが、うまく利用することで低金利のよい点を活用可能です。

 

主体的に動きスケジュール管理できる人

ネット銀行で住宅ローンを契約するときには、手続きのスケジュール管理や書類の用意など、すべてを自力でやらなければいけません。そのため主体的に動ける人に向いています。

ほかの誰にも任せられないため、全体を把握する力も必要です。ある程度住宅ローンの手続きについて理解しておくと、スムーズに進めやすいでしょう。

また書類を準備し記入するときには、間違いがないようチェックも欠かせません。1カ所記入漏れがあるだけでも、訂正し返送する手間がかかります。

無駄な時間を減らすため、家族に提出前の書類チェックをお願いしてもよいでしょう。

 

特典を利用したい人

ユニークな特典を活用したい人にもネット銀行が向いています。、下記のような特典を利用可能です。

 

  • 関連会社のポイント付与

  • ATMの手数料無料

  • クレジットカードでのお買い物割引

 

うまく活用すると、よりお得に契約できるかもしれません。

例えばポイントが付与されるネット銀行なら、金利やその他の費用とともにポイントを合わせて考えてもよいでしょう。

7.メリットとデメリットを知って選択しよう

ネット銀行の住宅ローンにデメリットはある?注意したいポイントは-7

低金利で利用でき、事前審査がスピーディーで、手続きが簡単にできるネット銀行の住宅ローンには、デメリットもあります。事前審査は早いものの、本審査の結果が出るまでは遅く、申込者も物件も審査基準が厳格です。

加えて融資手数料が高額であることや、金利の上昇局面に弱いといったデメリットがあります。また一般的には、収入が不安定・手続きのサポートが必要・担保評価の低い物件を買いたいといった人には向いていません。

反対に向いている人もいます。低金利にこだわる人や、主体的に行動し手続きを進められる人、特典を利用したい人はネット銀行向きです。

単に各銀行のプランを比較するだけでなく、自分に向いているかどうかも検討した上で商品を選びましょう。

 

 

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WRITER

著者: モゲチェックメディア編集部

株式会社MFS

 

モゲチェックは住宅ローンのポータルサイトです。 金融機関や不動産会社出身の住宅ローンのプロ&テクノロジー集団が運営し、公平・中立な立場で住宅ローン情報をお届けします。

SUPERVISOR
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中山田 明

株式会社MFS代表取締役CEO

プロフィール

外資系投資銀行で日本初の住宅ローン証券化を手掛け、その後約10年に渡り住宅ローン証券化業務に従事してきた、日本における住宅ローンファイナンスのプロフェッショナル。フラット35を取り扱うSBIモーゲージ(現:SBIアルヒ株式会社)ではCFOを歴任。テクノロジーによる新しい住宅ローンサービスを生み出すべくMFSを創業。「住宅ローンを必要とする全ての人が、最も有利な条件で借り入れ、借り換えできる」世界の実現を目指す。

趣味は登山で、テントを背負って槍ヶ岳や剱岳、海外ではキリマンジャロやキナバル山に登頂。

経歴

  • 1991年3月 東京大学経済学部学部 卒業
  • 1991年4月〜 三井物産株式会社 入社
  • 1993年7月〜 モルガン・スタンレー、ベア・スターンズなど外資系投資銀行を歴任
  • 2000年8月〜 株式会社新生銀行(現:SBI新生銀行)キャピタルマーケッツ部部長
  • 2011年8月〜 SBIモーゲージ株式会社(現:SBIアルヒ株式会社)CFO
  • 2014年10月〜株式会社MFS創業

主な保有資格

貸金業務取扱主任者

登壇実績

  • 2021年9月 金融DXサミット(日本経済新聞主催)等 登壇実績多数
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