1位 変動金利が下落、固定金利は上昇と逆の動きが続く
・PayPay銀行と楽天銀行が変動金利を引き下げへ
・一方で、フラット35(全期間固定金利)は1.54%→1.65%と金利上昇
・変動と固定の金利差は過去最大の1.21%へ拡大
変動金利は競争が激しい状態が続いており、今月は2銀行が引き下げました。モゲチェックの事前審査申込み数を分析すると、トップ3の銀行でシェア半分、トップ5でシェア75%を占める状態です。ですので、どの銀行もランキング上位に入るために激しい金利引き下げバトルを繰り広げているのです。なお、1月から住宅購入のハイシーズンを迎えるため、この動きはまだ続く可能性があります。
一方、固定金利は上昇基調です。米国の利上げの影響で長期金利が上昇しており、それの余波を受けて固定金利も上がっています。米国は政策金利をまだ上げる見通しですので、その影響を受けて固定金利はまだ上昇する可能性があります。
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2位 住宅ローン変動金利1%上昇で年間1.0兆円の金利負担増に
・モゲチェックユーザーを分析したところ、変動金利が1%上昇すると、日本全体で金利負担が年間1兆円増加する見通し
変動金利ユーザーは増加の一途であり、モゲチェックでは95%以上のユーザーが変動金利を選んでいます。もし仮に変動金利が上昇すると、家計負担は大きなものになり、試算では年間1兆円となります。ですので、利上げ時には、必ず賃金上昇を実現している必要があります。賃金上昇が伴わない金利上昇は消費活動を冷やしかねず、景気悪化を招くだけです。
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※著者:塩澤の紹介ページはこちらです。
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