1位 1ドル150円も!?24年ぶりの円安相場に
・9/8午前時点で1ドル144円99銭
・報道では日米の金利差が強調され、日本は金融緩和政策をいつまで続ける?の声も
ジャクソンホールでのFRBパウエル議長の「インフレ退治がなされるまでは利上げを続けなければならない」の強いメッセージを受け、米国=高金利、日本=低金利の構図が続くことが改めて認識され、円売りが続いています。
このドル相場ですが、グローバルで見ると他国通貨(ユーロ、中国人民元など)もドルに対して弱くなっています。ですので、日本円だけが弱いのではなく、ドルがあまりにも強いため他国通貨も同様に下落している状況です。
さて、これを受けて金融緩和政策が方針転換になるかどうかが再び議論になっていますが、結論方針転換しないでしょう。
繰り返しですが、賃金が安定して上昇しない限り、日銀は金融緩和を続行して景気を下支えします。金融緩和を止める=景気引き締めとなるため、日本経済が弱い間は金融緩和して経済を守らないといけないのです。
また、黒田総裁は円安にすることで輸出企業を中心とした業績回復を狙っています。ですので、彼からすると「今の円安は大問題だ」との報道がなされたとしても、「だからなに?」という感じだと思いますね。
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2位 住宅ローン競争は長期返済商品の開発へ
・足利銀行が50年住宅ローンを開発
住宅ローンは金利競争→団信競争とフェーズが進みつつありますが、次はおそらく35年超ローンの開発になるでしょうね。今、日本の社会には3つの大きな波が来ています。
・不動産価格の高騰
・長寿命&年金が当てにならず定年後も働き続ける社会へ
・住宅性能の向上
これらに対応した住宅ローンが続々と出てくると思いますよ。今後の各銀行の商品開発競争に注目したいと思います。
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https://www3.nhk.or.jp/lnews/utsunomiya/20220907/1090013298.html
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