この予想は、2022年3月16日に住宅金融支援機構が発表した第179回貸付債権担保住宅金融支援機構債券(以下、機構MBS)の発行条件に基づき、モゲチェックが算出したものです。
金融市場の中心地・アメリカでインフレが深刻となっている影響から、2021年末頃から大きく金利が上昇しています。そうした中、日本の代表的な市場金利である長期金利(10年国債利回り)も追随して上昇しています。グラフの通り、現在の長期金利は日本銀行がマイナス金利政策を導入した2016年1月以来の高水準となっています。
前回の機構MBS発行条件が発表された2月中旬頃に比べると現在の長期金利はほど同水準であるものの、MBS利率がやや低下したことから、2022年4月のフラット35の金利は1.42%(3月比0.02%低下)になると予想します。
モゲチェックでは「アフターコロナ」を見据え、今後変動金利は低位安定するものの、固定金利は高止まりすると考えています。
長期固定金利住宅ローンの代表格であるフラット35の金利動向に今後も注目し、発信していきます。
1.フラット35の金利推移と予想
2.フラット35の金利条件
|
2022年3月 |
2022年4月 |
差 |
機構MBS利率 |
0.48% |
0.46% |
-0.02% |
対国債スプレッド |
0.26% |
0.26% |
- |
フラット35金利 |
1.44% |
1.42%(予想) |
-0.02% |
フラット20金利 |
1.32% |
1.30%(予想) |
-0.02% |
参照元:
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