この予測は、2021年3月17日に住宅金融支援機構が発表した第167回貸付債権担保住宅金融支援機構債券(以下、機構MBS)の発行条件に基づき、モゲチェックが算出したものです。
今年に入り約30年半ぶりの株高となったことで、長期金利も上昇傾向となりました。
現在長期金利は、前回住宅金融支援機構が機構MBSの発行条件を発表した2月中旬頃と比べてやや高い水準にありますが、下表の通り対国債スプレッドをやや縮小することでMBS利率は据え置かれたため、2021年4月のフラット35の金利も、3月から据え置かれると予想します。
モゲチェックでは、今後住宅ローン市場において変動金利は低位安定するものの、固定金利は上昇基調となる可能性があると予想しています。
足元では各銀行の固定金利が上昇基調となっており、今後フラット35も同様の動きとなるかどうか、注目し発信していきます。
参考
[日米景気とコロナ禍後の住宅ローン金利 〜固定金利に上昇の兆し〜]
1.金利推移及び予想
2.金利条件
|
2021年3月 |
2021年4月 |
差 |
機構MBS利率 |
0.41% |
0.41% |
- |
対国債スプレッド |
0.32% |
0.31% |
-0.01% |
フラット35金利(予想) |
1.35% |
1.35% |
- |
フラット20金利(予想) |
1.26% |
1.26% |
- |
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