1.みなと銀行住宅ローンの特徴
みなと銀行は低金利と団信保障が魅力的です。詳細をチェックしてみましょう。
兵庫県に本店を置く、「りそな」グループの地方銀行
みなと銀行は兵庫県神戸市に本店を置く地方銀行で、りそなグループに属しています。最も店舗数が多い兵庫県内の他、大阪府・東京都を含め、約106店舗を展開しています(2025年8月時点)。
みなと銀行は住宅ローン以外にもマイカーローン・教育ローンといった各種ローンを提供している他、投資信託などの資産運用サービスも充実しています。
ネット銀行にも劣らぬ低金利と手厚い団信保障を提供
みなと銀行は多数の店舗を展開し窓口相談もできる地方銀行でありながら、住宅ローンではネット銀行にも劣らぬ低金利を提供しています。特に変動金利は0.5%台から提供しており、低金利を重視する方にとっても有力な選択肢となるでしょう。
団信も「入院保障付き一般団信」「生活習慣病団信〈入院プラスα〉」「三大疾病重点型全疾病保障付き団信」など多様なラインナップとなっており、どんな方でもピッタリも保障を見つけることができるでしょう。
電子契約可能!ただし1度は来店必須な点に注意
みなと銀行住宅ローンは電子契約が可能なので、書面であれば契約書に貼付する必要がある印紙代は不要となり、諸費用を安く済ませることができます。
ただし契約前に店頭で書類の原本確認が必要な点に注意が必要です。
すべての手続きをオンラインで済ませることはできず、一度は提出書類の原本書類のために来店が必要なので、日程調整が必要になることを覚えておきましょう。
借入期間は最長40年
多くの金融機関は最長35年返済ですが、みなと銀行住宅ローンは最長40年まで借り入れ可能です。不動産価格が高騰する中、月々の返済額を少しでも抑えたい方は40年間のお借入も視野に入れると良いでしょう。
ただし、完済間際に自分が何歳になっているかも合わせて考えるべきでしょう。5年間長く借りられる分、老後の生活費を圧迫する可能性もあるので、老後の生活をしっかりイメージした上で返済期間を考えることが大切です。
2.みなと銀行住宅ローンの金利
みなと銀行住宅ローンには変動金利型と固定金利選択型、全期間固定金利型の取り扱いがあります。新規借り入れなのか借り換え目的なのか、また融資手数料型か保証料型かでも金利が変わるため、詳しくチェックしましょう。
変動金利型・固定金利選択型
『変動金利型』とは、借入中の適用金利が金融情勢に応じて変化する金利のことです。変動金利型は6カ月ごとに融資利率の見直しが行われますが、みなと銀行では金利の変動があっても5年間返済額が変わらない「5年ルール」や、返済額が増えてもそれ以前の返済額の125%以内となる「125%ルール」が設定されています。
みなと銀行の変動金利型は、新規借り入れであれば「融資手数料型」と「保証料一括前払い型」で金利が分かれており、「融資手数料型」の方が年0.03%低く設定されています。
借り換えの場合も「新規借り入れ」と同様の金利が適用可能であり、既に住宅ローンを組まれている方にとってもオススメです。
『固定金利選択型』は2年・3年・5年・7年・10年・15年・20年のラインナップとなっています。
全期間固定金利型
全期間固定金利型は借入期間が「35年以内」の場合と「35年超40年以内」の場合とで金利水準が異なっています。変動金利型と同じく、借り換えの場合も「新規借り入れ」と同様の金利が適用可能です。
3.みなと銀行住宅ローンの団信
団信とは団体信用生命保険の略で、ほとんどすべての金融機関において、住宅ローン利用時には必須加入となります。みなと銀行には一般団信の他にも入院保障付きなど、様々な団信を用意しています。
4.みなと銀行住宅ローンのメリット
ネット銀行にも見劣りしない変動金利
みなと銀行住宅ローンは新規借り入れ向け・借り換え向けともに変動金利型が低金利となっています。年0.5%台とネット銀行にも見劣りしない金利水準であり、金利の低さや返済額の少なさを重視する人にとっては有力な選択肢となるでしょう。
最長40年の借り入れが可能
みなと銀行住宅ローンは最長40年の借り入れが可能です。全国的に不動産価格が値上がりする中、これから住宅購入を検討している人にとってはローンの返済負担が気になるところでしょう。
通常住宅ローンの返済は最長35年ですが、みなと銀行で40年で組むことができれば、月々の返済額を抑えることができます。その反面、老後も返済負担が残ったり、利息の総額は大きくなってしまうため、長期的なライフプランもしっかり立てる必要があります。
手厚い団信保障
団信保障の種類の多さと充実した保障内容も、みなと銀行のメリットです。お借入時に満50歳までであれば「入院保障付き」「生活習慣病保障」「三大疾病」などの保障を選ぶことができます。
中でも「三大疾病重点型全疾病保障付き団信」はがんの既往歴があっても加入できる可能性がある、非常にユニークで柔軟な設計となっています。過去にがんに罹患した結果団信の加入にお困りの方は検討の余地が大きいでしょう。
また、2025年7月1日からは「ガン先進医療」の療養に対する保障特約のほか、「心疾患・脳血管疾患」「認知症」「うつ病」での入院費用や毎月の返済額などに対する保障特約が追加されました。
住宅ローン団信で「ガン先進医療」+「心疾患・脳血管疾患」「認知症」「うつ病」に対する特約をフルパッケージで付帯するのは、兵庫県内に本店を有する金融機関で初めてです。
5.みなと銀行住宅ローンのデメリットと注意点
手続きはWeb完結できない
みなと銀行住宅ローンは自宅での電子契約が可能ですが、その前に店頭で書類の原本確認が必要です。そのため、手続きの全てを自宅で済ませることはできず、一度は来店の時間を確保する必要があります。
6.変動金利の低さと団信の充実度合いはトップクラス
みなと銀行住宅ローンは店舗展開せずコストを抑えているネット銀行にも劣らない、変動金利の低さが魅力的です。団信も他の地方銀行に比べると充実した保障を提供しているものが多く揃っています。
なにかあった際に店舗で対面相談できるというメリットも享受しつつ、住宅ローン市場でトップクラスの好条件を利用したい方は、みなと銀行の住宅ローンを検討してみましょう。